女性活躍をバックアップ! 育児支援はホワイト企業の重要ポイント

女性活躍をバックアップ! 育児支援はホワイト企業の重要ポイント

女性活躍の難しさやブラック企業の横行が叫ばれる中、育児支援はホワイト企業として社会貢献するために欠かせない取り組みとなってきています。ここでは、企業による育児支援のあり方や、具体的な支援内容について、押さえるべきポイントをご紹介していきます。


育児支援のポイントは負担を集中させない「柔軟さ」

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

出勤時間にゆとりを持たせられる体制を

企業の育児支援のポイントは「実際に育児をする人が、働くにあたってどのような困難を抱えているか」を調べていくと分かってきます。

まずネックになりがちなのが就業時間です。
たとえば出勤時に子供を保育園へ送り届ける場合も、毎日無事、時間通りに行動できるとは限りません。
さらに子供の具合が悪い場合は病院へ連れて行く、病児保育を手配するなどの手間もかかります。

こうしたことが日常的に起こりますから、不測の事態でも他の社員の負担を増やすことなく柔軟に対応できるよう、出勤時間にゆとりを持たせ、遅刻という概念自体を変えていく必要があります。

勤務形態自体を見直すこともひとつの手

退勤時間に関してもある程度の柔軟さが求められます。
単に時短勤務を許可する、残業を免除するといった対策だけでは、育児をする人が周囲の社員より先に退勤することに心苦しさを覚え、一方で周囲の社員も「育児中の社員ばかり優遇される」と感じるなど、感情のずれが生じかねません。

コアタイムを定めた上で都合に合わせて勤務時間をずらせる「フレックス勤務」や、基本的に自宅などでリモート勤務をしながら、必要な時だけ出社する「在宅勤務」の制度が整っていれば、育児支援だけでなく長距離通勤が必要な社員にも働きやすい、いわゆる「ホワイト企業」と呼ばれる環境だといえます。

育児中の社員への配慮に限らぬバックアップ体制でホワイト企業に

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

育児中とそうでない社員の間の、このようなずれは、就業時間に関することだけではありません。

たとえば、育児休業を終えた社員が現場復帰をしても、休業前と同じような働き方をすることは難しい場合もままあります。
保育園・学校の行事等で休まなければならない機会も増えますし、子供の急な体調不良で呼び出されるといったことも少なくありません。休日出勤などにも、気軽には応じられないでしょう。

その穴を埋める対策がないままだと、育児中の社員が負担すべき業務が他の社員へと向かってしまい、職場全体の疲弊につながりかねません。
必要な人員補充や制度改革をせず、手っ取り早く育児中の社員への配慮のみを形にする上辺だけの支援体制では、本当の育児支援とは言えないのです。

育児支援に力を入れることが、ひいてはホワイト企業化につながる

本当の意味での女性活躍、ホワイト企業化を目指すのであれば、誰にもしわ寄せの生じない育児支援を実現しなければなりません。

普段から、誰か一人欠けても仕事が回るという状態に整えられるよう、情報共有を徹底した上で業務フローやスケジュールに余裕を持たせ、残業を前提とした業務体制を改める意識改革が必要です。

育児支援のために体制を変えるのは、企業にとって負担が大き過ぎると考える向きもありますが、そんなことはまったくありません。

育児中の社員のために他の社員の負担が増えワークライフバランスが偏ってしまうより、これからは全社員のワークライフバランスがとれている会社を目指す方が、良い人材が集まるきっかけにもなりますし、入社後の成長も見込めます。
業務も効率化され、余裕ができた社員のモチベーションが高まることで生産性も高まる、つまり、長期的に見て企業のためになるというわけです。

さらに言えば、今や顧客も企業理念をひとつの判断材料として、商品やサービスを選ぶ時代です。育児支援の充実をはかることは、企業にとって大切な使命であるといって良いでしょう。

資料のご請求・お問合せはこちら

関連するキーワード


女性活躍 ホワイト企業

関連する投稿


働き方改革、ホワイト企業の源流は?ワーク・ライフ・バランス史

働き方改革、ホワイト企業の源流は?ワーク・ライフ・バランス史

働き方改革、ホワイト企業化など、労働環境の未来へ向けた新しい取り組みが注目されていますが、これらを成功させるためにも、これまでの労働環境を取り巻く状況や、改善へ向けた歩みを学んでおくことは重要です。ワーク・ライフ・バランス史は、自社の働き方を見直す重要なきっかけとなるでしょう。


ワーク・ライフ・バランスが注目される背景 ホワイト企業を目指して

ワーク・ライフ・バランスが注目される背景 ホワイト企業を目指して

ワーク・ライフ・バランスの向上、それにともなうワークスタイル改革やホワイト企業化など、近年になってさまざまなキーワードが注目されています。その背景には生き方の多様化、男女格差、少子化、超高齢化など、日本の社会構造の大きな変化があり、官民が一体となって取り組むべき課題となっています。


健康経営でホワイト企業宣言! 「健康企業宣言」とは?

健康経営でホワイト企業宣言! 「健康企業宣言」とは?

健康企業宣言とは、従業員の健康作りに取り組む企業が宣言を行い、認定されることで名乗ることができる制度です。健康経営をこころざし、ホワイト企業化を目指す企業であれば、ぜひ認定を目指したところです。この記事では、主に東京都の場合を例にとった健康企業宣言の内容と、認定の申請手順についてお伝えします。


健康経営、ホワイト企業に必須! 事業者の健康配慮義務とは?

健康経営、ホワイト企業に必須! 事業者の健康配慮義務とは?

健康経営に積極的に取り組み、ホワイト企業化を目指す企業であればぜひ押さえておきたいのが使用者の「健康配慮義務(安全配慮義務)」です。ここでの健康とはこころの健康も含まれ、労働安全衛生法第三条と労働契約法第五条には、労働者を守る義務とその内容について詳細な記載がされています。


オフィスポの背景と効果 働き方改革、ホワイト企業化の取り組み

オフィスポの背景と効果 働き方改革、ホワイト企業化の取り組み

主に業務のスキマ時間を利用して軽い運動をするオフィスポは、昨今の働き方改革やホワイト企業化へ向けて行われている、さまざまな取り組みのひとつ。運動不足解消のみならず、心のリフレッシュや、社内のコミュニケーション活性化など、さまざまなねらいで実施されています。


最新の投稿


実録!働きながらできるミネラルファスティングのビフォー・アフター(前編)

実録!働きながらできるミネラルファスティングのビフォー・アフター(前編)

株式会社ファイブグループでは、社内で健康経営推進委員会が中心となり「ファイザップ」と称したダイエットイベントで生活習慣の改善を試みています。その一環として、セルメスタ代表・熊倉がミネラルファスティングの指導をすることになりました。


食育活動の広がりを実感!「健康食育AWARD2018」

食育活動の広がりを実感!「健康食育AWARD2018」

2018年2月に開催された、「健康食育AWARD2018」。ファイナリスト8組による熱いプレゼンテーションが行われた決戦大会の様子をお伝えします。


ワークスタイル変革で従業員のロイヤルティ・生産性向上を目指す

ワークスタイル変革で従業員のロイヤルティ・生産性向上を目指す

企業経営においてワークスタイル変革でワーク・ライフ・バランスを向上させることと、従業員のロイヤルティ・生産性向上を図ることは相反関係にあると思われがちです。しかし、これらは決して相反することがらではなく、車の両輪のように相乗効果が望めるものなのです。


働き方改革、ホワイト企業の源流は?ワーク・ライフ・バランス史

働き方改革、ホワイト企業の源流は?ワーク・ライフ・バランス史

働き方改革、ホワイト企業化など、労働環境の未来へ向けた新しい取り組みが注目されていますが、これらを成功させるためにも、これまでの労働環境を取り巻く状況や、改善へ向けた歩みを学んでおくことは重要です。ワーク・ライフ・バランス史は、自社の働き方を見直す重要なきっかけとなるでしょう。


データヘルス・予防サービス見本市2017 参加企業紹介

データヘルス・予防サービス見本市2017 参加企業紹介

2018年1月に東京で行われたデータヘルス・予防サービス見本市2017の参加企業の一部をご紹介します。(敬称略・順不同)