【シリーズ:健康経営と大学連携】自分軸を探求するためのダイアログ〔小宮谷純怜 編〕

かちぞうゼミ(※)の一環として実施されている健康経営の広場と関西学院大学の松本ゼミ生とのPBL活動(PBL:Problem Based Learning)。今回は、ゼミ生が「子供の頃から熱中していたことは?」「どんな社会人になりたいか?」「ホワイト企業をインタビューして何を思ったか?」という質問に答えながら、自分が本当にやりたいこと、仕事に求めるものは何かを考えていきます。

〔講師〕

熊倉 利和(健康経営の広場 編集長/IKIGAI WORKS代表取締役)

〔受講者〕

小宮谷純怜(関西学院大学 商学部 3年生)

ケーキ作りで人の喜ぶ顔を見るのが好き

熊倉:まずは子供の頃から熱中してきたことを教えてくれるかな。

小宮谷純怜:はい。熱中することは、その時々によって変わってきているのですが、お菓子づくりは今もずっと続けています。お菓子を作るのも、食べるのも好きなのですが、一番好きなのは人にあげること。その人の好みに合わせ、あれこれ工夫を凝らしたお菓子を渡す時に、相手の喜ぶ顔や驚く顔を見ると、私まで心底嬉しくなります。

それと今は国際交流団体の代表を務め、運営や関学生と留学生を繋ぐイベントなどの企画をしています。ゼロからイチを作り出す企画も、リーダーシップを発揮して何かをやり遂げることも好きですね。

社会に良い影響を与えられる人に

熊倉:どんな社会人になりたいと思っている?

小宮谷純怜:そうですね。国内だけでなく、海外も飛び回り、世界で活躍できる人になりたいと思っています。それと同時に「この人に聞けば大丈夫だ」と周りから頼られる存在になりたい。企業に入っても、安心して仕事を任せてもらえるようになりたいですね。

熊倉:それはいいね。入社する企業にはどんなことを期待する?

小宮谷純怜:自分の思ったことや意見を遠慮なく言える風土、人間関係がある企業がいいですね。

熊倉:純怜はこれまでお菓子作りで人に笑顔になってもらうことや、国際交流団体の運営でリーダーシップを発揮することが好きだった。それは、どんな社会人になりたいかということとも繋がっているかな?

小宮谷純怜:はい。人や社会に良い影響を与えたいという想いは共通していると思います。お菓子で人に喜んでもらいたいという気持ちもそうですし、国際交流団体では社会貢献のイベントも開いています。やはり、仕事でも周りの人が今より笑顔になれたり、少しでも幸せになることに力を発揮したいというところは共通しているのだと思います。

健康経営が企業の根本を支えている

熊倉:今回、健康経営に取り組み、社員の働きやすさ、働きがい、生きがいを大切にするホワイト企業にインタビューしてもらったけど、何か感じたことはある?

小宮谷純怜:はい。インタビューする前に思っていたより、健康経営はとても大切なものであると感じました。例えば、健康診断を受けたり、様々な健康施策をするのには費用がかかりますし、会社の負担になるものではないかと考えていました。ですが、病欠はもちろん、出社できても健康な状態でないと生産性が上がらず、売上ダウンに繋がってしまいます。

いくらAIが発達しても人にしかできないことがあります。社員が健康でイキイキとした状態でないと良い製品をつくったり、良いサービスを提供できない。そうするとお客様も離れてしまいますし、社員が健康でイキイキしていることが会社の根本を支えているのだと実感しました。

熊倉:そこまで理解しているとはさすがだね。今回の企業インタビューなど、かちぞうゼミの活動をする中で、純怜自身の会社選びの軸も変わってきたかな?

小宮谷純怜:そうですね。就活で最初の頃は、それほど興味のない企業でも、自分の視野を広げる意味もあり、たくさん応募しました。今回のかちぞうゼミの活動に参加することで、自分軸が明確になってきていると思います。

熊倉:それはいいね。単に知名度がある、親に安心してもらえるといった他人軸で就活を進めていく学生も少なくない中で、純怜は自分軸を掴みかけているね。

小宮谷純怜:はい。今回の熊さんとのダイアログでも、社会に良い影響やインパクトを与えられるかどうかが、一番大きな自分軸なのだと改めて明確になってきました。今後、自分の軸をしっかり定め、それに合った企業を探していきたいと考えています。

【振り返り】

ホワイト企業へのインタビューや座談会を通じて、健康経営や社員の働きがい、生きがいを大切にする企業の施策や想いについて学んでいる松本ゼミ生たち。今回の熊倉とのダイアログは、自分自身が本当にやりたいこと、大切にしている価値観を探求していくものです。何をすることが生きがいになるのかというのは、子供の頃から熱中してきたこととリンクしており、そこを掘り下げることで、自分が本当にやりたい仕事、働きたい会社も自ずと見えてきます。規模や知名度、安定性で選ぶというこれまでの価値観だけでなく、本当にワクワクした気持ちになれるかどうかという自分軸で選ぶ就職観の醸成もダイアログの目的です。
(※)産学連携かちぞうzemiは、一般社団法人そばくりラボ主催の「かちぞう企画」の一つで、産学連携で価値創造にチャレンジする実践的なPBL活動(PBL:Problem Based Learning)。より良い社会の構築を目指して価値創造するための実践的な調査研究活動に、学生がチーム単位で半年間かけて取り組む。

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