かつて、個人が抱く「幸せ」「成功」に対するイメージは、今よりもシンプルでした。しかし、人類の「進歩」として技術革新、医療の発達、情報社会、価値観の多様化が進む中でもはや分かりやすい答えなど無い時代へと突入しています。
内閣府が掲げる「Society5.0」と呼ばれる社会は誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる「人間中心の新しい社会」を謳っていますが、 人生100年時代においてこれまで以上に長い期間、仕事に関わっていく中で
1日の約1/3の時間を占める「働き方」を見直すことは 「生き方」そのものを見直すことにもつながってくることは間違いないでしょう。
そんな中、新型コロナウィルスの及ぼした影響は世界規模で広がり、多くの企業の倒産や失業率の増加を招く事態となっています。
ほぼすべての業種で同時に発生した組織の経営危機ですが、素早い対策を講じている組織とそうでない組織がとても比較しやすい状況にあります。働き方は否応なしに変更せざるを得なくなり、「当たり前に存続できる組織などなく、その中で自分や家族をどう養っていったらいいのか」と一人ひとりが仕事になにを求めるのか考えるキッカケとなっています。
人類が新しく突入した世界の中で、個人の働き方·生き方に対する価値観の揺らぎを、企業・組織としてもどのように受け止め、時代に対応していくべきかで、今後の命運が分かれます。
このように組織にとっても、働き手にとっても大きな気づきと変化が求められている昨今、「働き方・生き方フェス」の初年度となる2020年度は「ニューノーマルで変わる働き方、変わらない働き方」をテーマに今後の進むべき方向性を参加者の皆さんと考えていきたいと思います。
「健康経営の広場」では、健康経営の普及活動をとおして、
働きがい・生きがいを感じられるような状態とは何か?
働きがい・生きがいを感じられるような環境とは何か?
働きがい・生きがいが満たされる生き方・働き方とはなにか?
働きがい・生きがいが満たされる生き方・働き方の実践方法とは?
といったことについて、常々考え、ノウハウの蓄積とネットワークの構築をしてきました。
今回の「働き方・生き方フェス」では、
健康経営の広場がこれまでの活動で培ってきたネットワークを活用し、
開催背景にあるような混沌とした時代において今後を生き抜く上でのヒントが得られる場をつくります。
組織経営者、人事担当者に対しては、
健康経営を起点として、継続して成長発展できる経営戦略や組織開発について考える機会にー
働き手の方々に対しては、
これからを生き抜く新しい生き方、働き方について考える機会にー
健康経営のトップランナーたちとともに、
働き方・生き方を議論の中核に据え、経営・組織から、ひとりひとりの働き方に至るまで様々な角度で発信します!
14:00-14:26 | フェス開会宣言・オープニングトーク「健康経営の一歩先の未来」 |
14:26-15:26 |
スペシャルステージ1「人は仕事に働きがい、生きがいを見出せるのか?」 茂木 健一郎、山本 和徳、吉原 史郎、平野 治 |
15:35-16:25 | ラーニングステージソリューションステージ |
16:25-16:30 | 働きがい・生きがいアンバサダーについて |
16:30-16:35 | AozoraTVについて |
16:35-17:25 | スペシャルステージ2 おうちで体を動かそう!「大人の体力測定」 |
17:25-17:55 |
スペシャルステージ3 1万人のいのちの光を感じる 「マインドフルネス瞑想 featuring pray with kodou」 |
17:55-18:00 | フェス閉会宣言 |
働き方・生き方フェス2020を主宰する
「健康経営の広場」とは?
「健康経営の広場」は、健康経営に特化した記事を発信するほか
健康経営の一歩先の未来をつくるために、
生きがいをもって働く人や組織を応援するプラットフォームです。
世界保健機関(WHO)憲章によると、「健康」の定義は次のように定義されています。Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.(健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳))
昨今の健康経営の考え方では、主に「身体的健康」「精神的健康」にフォーカスが当たってきました。しかし、働くこと・生きることは、他者との関係性あってのこと。このつながりは個々の心身の健康にも影響してきます。変動の激しいこれからの時代こそ、他者や社会と建設的な関係性を築ける「社会的健康」を育むことが大事なのではないでしょうか?
「健康経営の広場」では、働く人ひとりひとりが生きがいをもって働くことが創造性・生産性を向上させ、その結果が組織や社会へと還元されていくような流れをつくっていきたいと願っています。そのために、身体的・精神的・社会的健康を育むことを大事にする人や組織を応援していきます。
健康経営からはじまる、一歩先の未来へー
志をともにする仲間たちが垣根を超えて集まる
”共創・共栄の場”を、一緒につくっていきませんか?